今村 剛さんといえば、プロフィールをみると一見、何不自由なくキャリアアップされてきたパーフェクトな方に見えますが、実は思春期の暗黒時代を経て、仕事でもさまざまな失敗を経験してきたからこそ現在の今村さんがあることがわかりました。
幼少期から青年期を赤裸々に語っていただきました。
・小学校の時にオリンピックを見て他国の国歌より自国の国歌が暗い、中学になると同じ学ランを着ないといけない、等の単純な理由から日本がきらいになり、将来は自由の国=アメリカ(アメリカナイズされた教育の中で)に行くぞ!と心に決めたそうです。
・史上最悪の「暗黒時代」と言われた思春期。バスケ部に所属していたものの背は低く、一切モテず周りの生徒たちの「ペットのような存在」だったそうです。そんな今村少年は勉強しか特にやることがなく、県内の進学校へ入学します。
・高校時代は1時間目が終わったら早弁の毎日。サッカー部に入部し外見の変化と共に、徐々に今村さんの基礎が出来上がっていきます。
・現在、アーティストであるお父さんの影響を受け、一年浪人した後、九州芸術工科大学(現 九州大学)に入学し、デザインの道が開けます。しかし、在学中はゲイバーの立上げに夢中になり自らも女装して奔走されていたそう。
そんな子供時代を過ごし、変にアメリカナイズされた今村さんの驚くようなキャリア形成を語っていただきました。
・23歳 ゼネコンに就職するも希望の部署ではなく、現場施工管理を3年務めたそうです。3年後には、現場には欠かせない存在になっていた今村さんでしたが、ようやく希望の設計部門に移籍するも、海外へのあこがれが忘れられず、早期退職優遇制度を利用して最初の退社を経験します。
・その後ロンドンへ留学し一文無しになって帰国。そのまま就職するが、まさかの時給900円のアルバイト。今村さんのデザインが原因でボヤ騒ぎが起こるなど衝撃的な失敗談をお話いただきました。
・32歳 ある日、知らない外国人から電話がかかってきました。「Youを欲しがっている会社あるよ」ヘッドハンティングだったそうです。7年間、その会社で勤めるも徐々に次のステップを模索するようになりました。
・39歳 ある日、また知らない日本人から電話がかかってきました。「あなたを欲しがっている会社があります」2回目のヘッドハンディングです。神からのお告げと信じ、会社名も聞かず、「行きます」とだけ返事をし就職。その会社は、老舗のメーカーでした。社長からは、社風を変えて欲しいというミッションが下り、精力的にいろいろチャレンジするが断念。
・41歳 株式会社ディー・サインに入社。2016年に取締役就任。
2017年には福岡を拠点に活動するクリエイティブ集団、+tailors 代表に就任するなど波乱万丈なキャリア期をお話していただきました。
2週間ほど前、インドのバンガロールへ”ビリギャル”本人小林さやかさんと講演活動を行ったそうです。
子供たちに出会いと原体験の大切さを知ってもらう為のイベントであり、親にも参加してもらい、これをきっかけに両者の何かの接点となって欲しいとの想いがあるそうです。
傍を楽にする為、
傍を楽しくする為
に時間を使い、さまざまな出会いを通して、学ぶことを止めずに、ワークライフ(傍楽ハタラク)を楽しみましょう!
経験豊富な今村さんが、最後に伝えてくれた言葉です。
弊社営業の国藤と根岸がモデレーターとなり、ディスカッションを行いました。
「これからのキャリア形成はどのように考えていますか?」
「平日と土日の区別はありますか?」
など質問をいただき、大盛況のイベントとなりました。
今村さん、そしてご参加いただいた皆様ありがとうございました!
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