REPORT

第2回プレ金大学
~開催レポート~


Tieでは経済産業省が推進する「プレ金大学」(プレミアムフライデーと連動して大学が提供する社会人向け教育講座)を開校し、学生・社会人の学びの場となるイベントを開催します。
第2回目は「なぜ働くの?多様性の時代における働くモチベーションとは?」について講座&ワークショップを行いました。講師は第1回目同様、福岡大学 森田准教授とオカムラ ワークスタイルソリューションセンター長 米村に登壇していただきました。

個人と組織のモチベーションについて

オカムラ ワークスタイルソリューションセンター長 米村 一宏

まずは、オカムラ 米村より自己のモチベーションの確認と組織における個々のモチベーションの方向性について説明し、ミニワークを2つ行いました。

ミニワーク①

自己のモチベーションを確認するために、「自分の働く意欲と企業風土の関係はどこらへんか?」について、下図を使って1つ目のミニワークを行いました。

その後、3名の方に発表していただきました。

皆さんは、どこらへんに位置していると思いますか?

ミニワーク②

次に、「会社が向かう方向性に対して個人はどのような方向に向かって働くのが理想か?」について下図を使って2回目のミニワークを行いました。
↗は、組織が向かっていく目線(方針)です。円の中に自分が理想と思う個人(各従業員)の目線について書いてみましょう。というものになります。       

これも3名に発表していただきましたが、見事にバラバラだったいうのが面白かったです。
「従業員全員が同じ方向を見ていたら、少し宗教みたいになると思います。それぞれが、さまざまな方向を見ていながらも頭には会社の方針に向かっている。というのが良いかと思います」という様な意見がありました。

組織に係るさまざまなモチベーション理論

福岡大学 商学部 准教授 森田 泰暢

続きまして、森田先生によるさまざまなモチベーション理論についてお話いただきました。

「現代のビジネス環境の変化によりワークモチベーションが注目されています」という冒頭で始まりました。

▼森田先生の発表資料はこちらよりご覧いただけます

個人的にとても興味深かったのは、『アンダーマイニング効果』です。今まで良かれと思ってやっていたことが、実はその人の内発的モチベーションを阻害していることに繋がっていたという衝撃的な気づきとなりました。(森田先生の資料P.6参照)

あとは、中里スプリング製作所さんが行った従業員のモチベーションを上げる方法です。「頑張った社員には嫌な取引先を切ることができる」という驚きの方針を掲げたところ、業績があがり会社が成長したそうです。とても面白いと思いました。

ワークショップ

ジョブクラフティングをしている様子

お2人の話を聞いた上で、ジョブクラフティングというワークショップを行いました。ジョブクラフティングとは、自分の仕事の捉え方や業務上の行動を修正することで、現在のやらされ感のある仕事を働き甲斐のあるものに変えていくことです。

STEP1~3の手順に沿って行います。

 

大きさや色の違う付箋を使用して、まずは個人で考えていただきました。その後、テーブルごとで共有し、3名の方に前に出て発表をしていただきました。

「人の為にやっていると思っていた仕事が、実は自分の知識向上になっていると捉えることが出来た」

などの意見が出ました。

とても内容が濃く、気づきの多いイベントとなりました。

嬉しいことに、参加して下さいました森田ゼミの学生さんが今回もブログを書いてくれました。とても分かりやすく詳細に書いていただいていますので、是非お読みください。ありがとうございます!

そして、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
また、2回に亘るプレ金大学にご登壇いただきました森田先生、米村さん本当にありがとうございました!

 

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