REPORT

海外(NeoCon)から学ぶ、新たなワークプレイスデザインとトレンド~開催レポート~

第1回TIE ACADEMY


2月22日(金)に第1回Tieアカデミーを開催しました。
記念すべき1回目は、昨年2代目WORK MILL編集長に就任したオカムラ フューチャーワークスタイル戦略部 山田 雄介が登壇しました。
550社の展示、来場者数約5万人の世界的な家具展示会2大イベントのひとつであるNeoCon(ネオコン)。そこで展示されていた最新の家具やワークプレイスのデザインとトレンドについてご紹介しました。

NeoConから学んだ家具のトレンド

◆住まいの要素◆
現在の日本では働き方改革によりテレワークの推進が行われており、オフィスに来なくても働ける環境づくりが取り沙汰されています。一方、既にテレワークが進んでいるアメリカでは逆にワーカーをオフィスに戻す傾向にあります。理由は、企業に対するエンゲージメントが低下することや、生産性が落ちるといわれていることからです。従来のオフィスに無い、リラックスできるリビング(住まい)のような要素を入れることで、ワーカーが快適に働けるオフィス環境づくりが主流になってきています。

◆バイオフィリック◆
自然を感じさせるオフィス家具を取り入れることで、よりリラックスできる環境をつくります。
例えば素材。従来の鉄やメラミンでなく木材や石、植物など自然素材を使った家具や空間がつくられています。

◆R型デザイン◆
今までは四角など角があったデザインが丸みを帯びた形状になってきました。機能は一緒ですが、デザインがパネルや照明などの小物も含めてR型にすることで心理的にも身体的にも柔らかな印象を与える傾向になってきています。

ワークプレイスのトレンド

Amazon(シアトル本社)ロビー

 

オフィスとは?

オフィスで暮らすように働く?

オフィスは「公器」

 

Amazon(シアトル本社)紹介
シアトルのビルの20%がAmazon関連のビルと言われています。多くのビルが条例により1Fをパブリックに開放し、カフェなどを併設し、地域の人たちも利用しています。

Amazon Spheres(植物園型ワークスペース)

 

 

 

 

 

4万本以上の植物や水が流れているなど自然に触れあいながらワーカーに働いてもらうことがねらい。本格的に植物園をつくり、そこにワークスペースを設けています。

クロージング

 

 

◇多様なウェルビーイングをつくる◇
デスクやチェアといった家具自体に大きな変化を求めるということではなく、ワークスペースとして従業員の健康、心身の安心安全、プライバシー保護にシフトすることで、結果的に集中力を高め、作業性・生産性を高めることに繋がるという考えになっています。

 

◇個の作業から関係性へ◇
テクノロジーが発展した現代において単純な作業はどこでも可能になりました。組織に対する従業員のエンゲージメントを高める、ワーカー同士が集まってコラボレーションが出来る、地域住民と連携する、など「関係性」をいかにつくるかがこれからのオフィスに求められるでしょう。

講話の様子

 

 

 

みなさま、真剣に講話を聞いていただいています。時には意見や感想をいただき、2WAYで。

時には2WAYで

 

 

 

 

講話後の質問タイムでは、ウェルビーイングや新オフィスにするには何から始めればいいのかなどのご質問をいただきました。
 

イベント後のネットワーキングにもたくさんの方が参加していただき、大盛況となりました。みなさま、ありがとうございました!!

今後も「はたらく」と「学び」のイベントをどんどん企画していきたいと思っています。

是非、ご参加ください!!

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