株式会社クオリア 代表取締役 荒金雅子様より「クロスロード」についてご説明いただきました。
クロスロードは、1995年の阪神・淡路大震災において、災害対応にあたった神戸市職員へのインタビューをもとに作成された、カードゲーム形式の防災教材です。
「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」(文部科学省)の一環として、矢守克也氏(京都大学防災研究所准教授*当時)、吉川肇子氏(慶應義塾大学商学部准教授*当時)、網代剛氏(ゲームデザイナー)によって開発されました。
クロスロードは、災害(ジレンマ)を自分事として考えると同時に、他者の価値観やこだわりなどを知り、相互理解を深めることができるツールです!
では、クロスロードダイバーシティ編とは?
ダイバーシティ編は、組織の多様性をどのように理解し、活かしていくのか、ダイバーシティ&インクルージョンについて楽しみながら考えるゲームです。
多様な人が働く職場では、異なるアイデアや意見から新しい可能性を発見したり、違いを活かし協働創造がおこるなどのメリットがある一方、対立や衝突、ジレンマなどのコンフリクトも生まれやすくなります。
キャリアや育児、介護、障がい者雇用、LGBT 対応など、判断が難しいケースを問題にすることで、ジレンマを自分ごととして考えると同時に、多様な価値観や考え方に対する相互理解を深めたり、正解のない問題に対して、考える力を養うことが可能となります。
実際にクロスロードカードゲーム体験です。
何をやるのかというと
①問題を読み上げる
②各自意思決定する
・問題提示者を含めメンバー全員は、「自分ならどうするか?」を決める
・手持ちのイエス・ノーカードからどちらかを選び、裏向きにして自分の前に出す
③全員がカードオープン
④ルールに基づき、ご褒美「お座布団」が配られる
⑤なぜそれを選んだか、それぞれが短く発言(質問OK.反論や否定はしない)メンバーはお互いに質問や話し合いをする
という流れ。
参加者のいろいろな意見を聞けてとても参考になりますし、座布団が取れると純粋に嬉しい!やはり日本人は座布団に弱いのでしょうか。
カード体験を終え、グループで話し合い、振り返りを行いました
・ゲームだからこそ難しいテーマも発言しやすい
・相手の立場に立ちやすい
・立場や関係性に関わりなくフラットに話ができる
・自分の価値観こそが正しいと信じているが、実はそうではないということに気づける
・答えは一つではないことを理解できる
・多様な視点から深く考えるようになる
・少数派が意見を述べやすくなる
ご参加の方々の多くの意見をいただき、ダイバーシティについて考える貴重な機会となりました!
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